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#14_1 サブルーチン


サブルーチンとは何か

マクロが長く大きくなるにつれて、プログラミングミスも多くなり、マクロ自体も視覚的にわかりにくいものになります。そのような状況を回避するために、マクロを機能ごとに複数に分割し、必要に応じてその部品化したマクロを呼び出す方式をとります。この部品化したマクロが「サブルーチン」です。

#0_3 マクロの記憶を使ってみようで作成したマクロを見てみましょう。

上記のように、ここでは「文字列の代入」「コピー/ペースト」「セルの削除」という流れがあります。

練習として、これらの処理単位ごとにマクロを分割し、サブルーチンを利用して同様のマクロを組むと以下のようになります。

もちろんこのくらいであれば、サブルーチンを使わなくても問題ないかもしれませんが、「デバッグがしやすい」「マクロが読みやすい」だけでなく、サブルーチンを様々なマクロで「共有できる」というメリットもあるため、サブルーチンに慣れていきましょう。

Subキーワードとは

さて、今更ですが「Sub」というキーワードは実はサブルーチン(Subroutine)の略です。何故かというと、仮に作成中のマクロが親マクロだったとしても、別のマクロからそのマクロが呼ばれた途端に、親マクロはサブルーチンになるためです。

従って、すべてのマクロは例外なくサブルーチンであり、Subキーワードで始まるのです。