#9_4 ラベル
ラベル
今までのコマンドボタン/テキストボックスは、ユーザーの入力を受け付けるコントロールでしたが、このラベルは表示専用であり、ユーザーが文字列を入力したりすることができません。
主にテキストの入力内容説明や、あるいは処理の進行状況を表示する「プログレスレバー」として利用したりできます。
ラベルのテキストや外観の設定
ラベルのテキストもコマンドボタン同様にCaptionプロパティで表示する文字列を設定できます。
また、ラベルの外観はBorderStyleプロパティとSpetialEffectプロパティで次のように設定可能です。
定数 | 値 | 特徴 |
---|---|---|
fmBorderStyleNone | 0 | 枠なし |
fmBorderStyleSingle | 1 | 枠あり |
定数 | 値 | 特徴 |
---|---|---|
fmSpecialEffectFlat | 0 | 立体表示なし |
fmSpecialEffectRaised | 1 | 上と左の辺が強調。下と右に影がつく。ラベルが浮き上がるように見える |
fmSpecialEffectSunken | 2 | 下と右の辺が強調。上と左に影がつく。ラベルが沈んだように見える |
fmSpecialEffectFlat | 3 | 枠が沈む |
fmSpecialEffectFlat | 6 | 枠が浮き上がったように見える |
枠の設定は以上ですが、ラベル文字のフォントや外観の設定もできます。その多くはFontプロパティで設定することができ、フォントの色はFontColorプロパティ、背景色はBackColorプロパティで設定できます。
ラベルのイベントマクロ
ラベルをクリックするとClickイベントが発生します。ここではラベルの文字をあるサイトのURLにし、それをクリックするとWebブラウザを起動してURLを検索するというマクロを作りましょう。
このShellについては後ほど解説します。
(応用)プログレスバーを作る
プログレスバーとは、処理の進行状況を表示するバーです。インストールの進行状況などによく見られますね。
応用と言いつつもやり方は原始的で、BackColorプロパティで色をつけたラベルのWidthプロパティの値を大きくしていくだけです。
下に、そのプログレスレバーを搭載するマクロを示します。バーの横には〇%と定量的な数値も記載することとします。