#0_4 マクロの編集/実行/登録
マクロの編集とVBE
さて、前回「Macro1」というマクロを作成しました(A1に文字入力→A1をコピー→B1に貼り付け→A1の削除)。
今回はそのマクロを実行する前に、Macro1の中身を見る目的と編集する目的のため、「Visual Basic Editor (VBE)」で編集します。
まずマクロを画面に表示しましょう。[開発]タブから[Visual Basic]をクリックしてください。これで記録されたマクロがVBEに表示されます。(Alt+F11でも可能です。非常に便利なショートカットキーなので必ず覚えましょう!)
練習も兼ねて、ちょっとマクロを編集してみましょう。VBEで下図のように変更してください。
マクロをVBE上で実行する
VBE上でマクロを実行するときは、ツールバーの中の再生ボタン(▶︎)を押すか、任意の位置(プログラムが書いてある位置)でF5キーを押せば動きます。
実行後は表示をVBEからExcelに切り替えて実行結果を確認しましょう。(この際もAlt+F11で表示切り替え可能です。)
狙い通りの実行結果になっているはずです。
[フォームコントロール]ボタンへの登録
VBE上の再生ボタン、あるいはF5キーによる実行方法はマクロ動作の確認の手段であり、普段業務の中で利用する際にはもっと便利な方法を使って実行しましょう。
その方法は「フォームコントロール」のボタンに登録して実行する方法と、マクロに「ショートカットキー」を割り当てて実行する方法があります。
今回は前者の「フォームコントロール」への登録方法を紹介します。
まず[開発]タブの[挿入]ボタンから[フォームコントロール]の[ボタン]をクリックしてください。その後、セル上の任意の場所でボタンを書くと、[マクロの登録ダイアログ]が表示されるので、目的のマクロを選択し、[OK]を押しましょう。
その後、ボタンの名前を「マクロ1」に変更してみましょう。これで登録は完了です。以後このボタンをクリックすると、登録したマクロが実行されます!
ショートカットキーへの登録
もう一つ紹介します。こちらはCtrl+Cでコピー、Ctrl+Vでペーストの様に、マクロをショートカットキーで動かすという方法です。
やり方はまず[開発]タブから[マクロの表示]ボタンをクリック。先ほどの「Macro1」を選択して[オプション]ボタンを押します。
次に下のマクロオプションのダイアログボックスで、下図の様にショートカットキーを入力して[OK]をクリック。これで完成です。
試しにCtrl+mを入力して「Macro1」を実行してみてください!
ちなみに大文字でMをショートカットキーに割り当てると、「Ctrl+Shift+m」でマクロが入力されます。通常のショートカットキーと区別するためにも、大文字での入力をオススメします。